防犯対策のためのチェーン鍵なのに開けられずうっかりしていて買い物から帰ってきた母親が家に入れなくしてしまった子供
家で一人で留守番させるときは、もし誰かが訪ねてきても、まずは、インターフォンで誰かを確認して、玄関のドアは開けずに、チエーンの鍵をかけて、ドアがほぼ閉じた状態のチエーン鍵をかけた状態の半開きの隙間から、訪ねて来た相手の用事を聞きなさい。と子供に言い聞かせてきた。という親戚の話です。彼女の子供は小学生高学年ですが、しっかりしているとはいえまだ子供で、もし家に一人で留守番をしているときに言葉巧みに不審者が家の中に入り込まない様に、本当は居留守を使って欲しいけど、それじゃあ逆に、誰もいないと思ってって不審者に家に入られるかもしれないから、もし誰か来ても、玄関ドアの鍵は施錠したまま、玄関鍵の上にあるチェーンの鍵をして、玄関の内側から隙間で対応することをクセ付けてるの。そうすれば、親が留守の子供を狙った犯罪から、子供を守れる防犯対策になると思う。と彼女は信じていました。しかし、そんな子供のための防犯対策が仇となる事件が起こってしまったと話してくれたんです。
事件といっても、そんなに大きな犯罪に巻き込まれるとかそういったことではないのですが、彼女にとっては一大事だったんだそう。
ある休日の日、学校も休みで子供も家にいる昼間、彼女はスーパーに買い出しに赴くことに。
その予定時間は徒歩でスーパーに買い物に行っても徒歩で約20から30分程度。
サッと済ませて帰る予定。だから子供だけで家にお留守番をしていても、スグに帰るからと、その日は防犯のためにいつも言い聞かせている、チェーン鍵をすることを特に子供に言わずに、ただひとことだけ、「スグ帰って来るから、近くのスーパーに買い物だから。お留守番ヨロシクね。」とだけ言って買い物に出かけました。
そこから、スグに買い物を終えて、自宅へ戻ってくると、入ろうと玄関の鍵を開けました。
しかし、玄関は開いても、玄関のドアは隙間程度しか開きません。
そこで彼女は気が付きました。彼女がスーパーに買い物に行った、数分後に、子供が母親にずっと言われていた一人で留守番の時は、玄関のチェーン鍵をかけなさいという言葉を思い出してしっかりとチェーン鍵をかけていたんです。
だから開かないのは当然でした。
でも、インターフォンを呼び出せばいいはずと彼女は自宅のベルを押してピンポンと鳴らしましたが、返事なし。
えっ?子供はいるはずなのに、と、外玄関の隙間からのぞいて見たり、子供の名前を呼んでみましたが、全く反応なし。
ですが、なんだか玄関の隙間から漏れてまで聞こえてくる大音量の音音それは自宅内からです。
ピコピコやぴーっとガシャっというゲーム音が聞こえていました。
どうも、子供が自分の部屋で大音量でゲームをしていて、その音で母親がドアベルを鳴らしてもゲーム音でかき消されて母親の帰宅を気が付かなかった模様。
個室でゲーム遊びに集中している子供を呼ぶのは諦めて、彼女は庭にまわって、庭から見える2階にある子ども部屋の窓を見てみると、丁度開いていてそれを確認した彼女。窓越しにゲームをしている子供のそばに入っていくように庭に置いていたゴムボールを投げると、突然目の前にゴムボールが飛び込んできた子どもは、驚いて庭を見下ろすと、帰宅した母親の存在に気が付き、やっとチェーン鍵を開けてもらって事なきを得た。と彼女から、話を聞きました。
防犯対策のために、チエーン鍵をかけろとはいっていたけれど、自分が締め出されることになるなんて、思ってもみなかった。
鍵は持っているなんて自宅に入れないなんて、矛盾していると、言っていた彼女。
それからは、彼女がスーパーなど時短の買い物のときだけは、チェーン鍵は絶対にかけるなと、子供に言い聞かせるようになったそうです。